
亀頭増大でヒアルロン酸を注入した場合、どうやって、放置か摘出の判断をすればよいでしょうか。
今回の記事を読むことで、ヒアルロン酸による後遺症や、放置すべきかどうか、より適切な判断ができるようになるでしょう。
“医師”兼ライターのユウヤです。
専門の内科だけではなく、泌尿器科や歯科分野を得意とし、読者目線でわかりやすい記事を書けることが強みです。
自費診療による美容整形クリニックの営業に、私は疑問を感じることがあります。
そのような経緯もあり、当サイトの記事制作を担当しています。
【目次】
1 亀頭増大の“ヒアルロン酸”とは
2 なぜ、ヒアルロン酸を放置する人がいるのか
3 Eさんの症例
4 ヒアルロン酸の放置で起こりえる後遺症
4-1 膨らみ、腫れ
4-2 亀頭のデコボコ、ブツブツ
4-3 亀頭の壊死
4-4 射精障害
4-5 勃起障害
4-6 感度低下
5 放置または摘出の判断について
5-1 注入したヒアルロン酸の種類
5-2 注入後の後遺症
5-3 カウンセリング
5-4 今日から始められること
1 亀頭増大の”ヒアルロン酸”とは
ヒアルロン酸は、アセチルグルコサミンとグルクロン酸が結合している糖類で、身体を支えている結合組織、皮膚に広く存在している物質です。
身体の組織や器官の間に存在しています。
時間の経過とともに、体内に吸収されるといわれていますが、“非吸収性”物質を混ぜたものもあります。
人体には無害と考えられていますが、アレルギー反応が認められる方も稀にいるため注意が必要です。
ヒアルロン酸は粘性があり、保湿性と水分保持力に優れている物質です。
そのため、“変形性”膝関節症の治療や、美容整形クリニックでしわを消す治療としても使用されています。
<亀頭増大術でヒアルロン酸を使用する場合>
麻酔をしてから1~3cc(立体センチメートル)、直接、亀頭に注入されます。
徐々に吸収されていくタイプのヒアルロン酸を注入する場合、効果期間は、半年~1年程度と限定されていることに注意してください。
2 なぜ、ヒアルロン酸を放置する人がいるのか
ご紹介したように、ヒアルロン酸はアレルギーが起こるリスクは低く、人体には無害であると考えられています。
そのため、自然と吸収されるタイプのヒアルロン酸を注入した場合、リスクがないと考えている人が多いのです。
また、亀頭にヒアルロン酸を注入したあとに、特に、副作用などの不都合がない場合、摘出せず、放置しても問題がないと考えているのでしょう。
3 Eさんの症例
Eさんは長年、包茎のことで悩んだ末、クリニックで手術を受けることを考え、相談に行きました。
この時、クリニック側からは「術後に皮が被らないように、亀頭増大術も受けてみてはどうか」と、提案されます。
「亀頭に注入するヒアルロン酸(エクシードネオ)は、吸収と定着を繰り返し、定着した部分が体の一部になる」と、説明されました。
Eさんは、「せっかく包茎手術を受けても、皮が被ってしまったら意味がない」と思い、亀頭直下埋没法を受けた同日、亀頭増大術も受けたのです。
カリ首のところにヒアルロン酸を注入されましたが、術後1ヶ月経っても腫れが引きません。
それどころか、マスターベーションをしても亀頭に感覚がなく、気持ちよくなかったのです。
それ以降、精神的、機能的どちらなのかわかりませんが、マスターベーションで勃起しないようになり、射精もできない状態になりました。
そんな中、「亀頭に感覚がなくなった原因は、ヒアルロン酸注入も関係あるのだろうか」と疑問を抱くようになります。
Eさんは、「一生、こんな状態が続くのではないか」と、不安に感じています。
また、摘出で感覚が戻るならば、摘出した方が良いのかと考えているようです。
次は、ヒアルロン酸の放置で起こりえる“6つ”の後遺症をご紹介します。
4 ヒアルロン酸の放置で起こりえる後遺症
ヒアルロン酸の放置で起こる可能性がある“6つ”の後遺症をご紹介します。
【4-1 膨らみ、腫れ】
ヒアルロン酸の注入による腫れは、数日で引くのが一般的です。
しかし、「亀頭が炎症して腫れが引かない」、「いびつな形に膨らんでしまう」といったケースもみられます。
【4-2 亀頭のデコボコ、ブツブツ】
ヒアルロン酸の定着がまばらなために、亀頭がデコボコになってしまうと考えられます。
“非吸収性”物質が混ざっていないヒアルロン酸は、時間の経過とともに吸収されていくといわれています。
しかし、吸収されない部位があったり、吸収速度が均一でなかったりするため、亀頭がデコボコとなってしまう可能性があるのです。
【4-3 亀頭の壊死】
ヒアルロン酸を誤って亀頭の血管に注入してしまうと、血管が詰まり、血流が失われるリスクがあります。
その結果、亀頭が壊死してしまう可能性があります。
亀頭の皮膚は非常に薄いため、豊富な経験と熟練された技術をもった医師でも、血管にヒアルロン酸が入ってしまう危険があります。
技術レベルが低い医師による注入は、さらにそのリスクを高めてしまいます。
【4-4 射精障害】
感度の低下、注入ミスによる尿道の圧迫、勃起障害などにより、射精障害が生じる可能性があります。
【4-5 勃起障害】
亀頭増大術を受けたことによる血流障害や感度低下、亀頭のデコボコや腫れなどによる精神的なダメージが原因で、勃起障害が起こる可能性があります。
【4-6 感度低下】
亀頭へのヒアルロン酸注入で、感度低下の事例も報告されています。
また、注入時のミスで、神経を傷つけてしまうことによる感度低下の可能性も、ゼロとはいえないでしょう。
5 放置または摘出の判断について
注入したヒアルロン酸を放置するか、摘出するかの判断は、注入したヒアルロン酸の種類や、現在生じている後遺症によって異なります。
ここでは“3つ”の判断法についてご説明します。
【5-1 注入したヒアルロン酸の種類】
以前、亀頭増大術で使用されていたヒアルロン酸は、数ヶ月で吸収されてしまうものでした。
そのため、持続期間の長いものや、“非吸収性”物質を混ぜたものなどが開発されてきたのです。
使用されているヒアルロン酸の中で、特に注意が必要なものは、“非吸収性”物質が混ぜられているヒアルロン酸です。
混ぜられている“非吸収性”物質の中には、厚生労働省の認可が下りていないものがあり、亀頭に注入することの安全性も、保障されていません。
本来は、医師が患者に使用する素材のメリットだけではなく、デメリットも詳しく説明し、患者が納得した上で使用すべきです。
しかし、Eさんのように、医師からリスクの説明がないケースも見られます。
そのため、後遺症が現れた患者からしたら、「注入後にそのような後遺症が現れるリスクがあるとわかっていたら、止めていただろう」と思ってしまうのは、当然のことでしょう。
【5-2 注入後の後遺症】
ヒアルロン酸が注入された後、何らかの後遺症が現れている場合、摘出も選択肢の一つになります。
心理的な抵抗感などで、同じクリニックへの相談が難しい場合もありますよね。
その場合は、一般の泌尿器科も含め、摘出について考えていくとよいでしょう。
<後遺症が全く現れていなく、形や機能にも満足している場合>
摘出せずに、そのままで放置し、様子を見てもよいでしょう。
なぜなら、注入されたヒアルロン酸を摘出する際のリスクもゼロではないため、わざわざ摘出する必要はないからです。
【5-3 カウンセリング】
一度注入されたヒアルロン酸を放置するか、摘出するかをひとりで決めることは難しいでしょう。
その理由の一つは、術後は特に、精神的に不安定な状態になりやすく、冷静に考えられないことがあるからです。
そのような点も考慮し、経験、知識が豊富で、適切なアドバイスができる人に相談した上で、判断するのが理想です。
前川さんは、あなたの悩みを話し、アドバイスをもらうのに適任です。
彼と話すことで、精神的に落ち着き適切な判断ができるようになる助けとなってくれるはずです。
前川さんは自著の体験談で、適切な人に話を聞いてもらうメリットをこのように話しています。
・精神的に安定し、精神伝達物質のバランスが調整される。
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私も、自分が一番信頼できる人に感情を解放し、その気持ちに寄り添ってもらったことが、人生の希望を取り戻すキッカケになっています。
包茎手術と包皮再生(前川 著)
第6章-4
前川さんは、ヒアルロン酸の後遺症や摘出について、Eさんから相談を受け、適切なアドバイスを送った経験があります。
「ヒアルロン酸を放置するか摘出するか」について、あなたが安心して選択できるようになるために、親身になり、相談に応じてくれるはずです。
また、前川さんも包茎手術の後遺症で苦しみ、それを改善してきた経験をしています。
同じ悩みを経験した彼になら、あなたの悩んでいることを話しやすいはずです。
経験者にしかわからない気持ちを前川さんなら理解してくれるので、安心してカウンセリングを受けられます。
性のコンプレックスに関することは、できる限り、誰にも知られたくありませんよね。
27年間、私も包茎コンプレックスを必死に隠し続けていました。
そのため、そのようなお気持ちを理解します。
包茎手術と包皮再生(前川 著)
第6章-4
6 今日から始められること
亀頭を大きくして自信を持つはずが、後遺症に悩むことになるとは、予想もしなかったことでしょう。
あなたは、まだ自分の亀頭を見るのも辛いかもしれません。
こういう時だからこそ、目をつぶり、ゆっくり深呼吸し、心を落ち着かせみてはどうでしょうか。
マイナスの感情から解放されることが、希望への第一歩となります。
現在、あなたが置かれている状況になった責任は、あなたにはありません。
あなた自身は自分で選択したこと、と考えているかもしれませんが、そうではないのです。
事前に、亀頭増大術のリスクをしっかりと説明しなかった医師に、責任があります。
さらに、「亀頭は大きい方が良い」と、さまざまなメディアから、長い年月をかけ、無意識のうちに刷り込まされた可能性もあります。
医療行為を行っている病院やクリニックには、インフォームド・コンセントを行う責任があります。
病院やクリニックでは「医師が患者に病状、治療、手術の内容について十分に説明し、患者がその説明内容に同意すること」といった意味で使われています。
この時、医師は治療、手術に伴う合併症、副作用などのリスクも、患者に説明する責任があります。
包茎手術と包皮再生(前川 著)
第5章-3
私たち人間の行動は、90%以上が無意識の支配下にあると言われています。
つまり「自分で選択し、決めている」と思っていることでも、実は、無意識の影響を受けていることを意味します。
包茎手術と包皮再生(前川 著)
第5章-1
自分を責めるのをやめ、心を軽くしましょう。
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亀頭増大のヒアルロン酸による後遺症を抱えている場合でも、役立てられる内容となっています。
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まずは気軽に、試し読みしてみてください。
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