
手術で切除してしまった”陰茎小帯”は、再建できるのでしょうか?
この記事を読み終えるころには、失った”陰茎小帯”を取り戻せる可能性に、希望を感じていることでしょう。
ライターのユキです。
特に美容整形、再生医療、メンタルケアの分野を得意とし、難しい概念をわかりやすく説明できることが強みです。
【目次】
1 陰茎小帯の再建とは
2 なぜ、陰茎小帯の再建が必要なのか
3 Cさんの症例
4 陰茎小帯の再建法
4-1 “包皮小帯”形成術
4-2 再生医療
4-3 包皮再生
5 今日から始められること
1 陰茎小帯の再建とは
“陰茎小帯”という名前は、聞きなれないかもしれませんが、いわゆる裏筋のことを指します。
筋状の組織で、包皮と亀頭を結び付ける役割を持っています。
この”陰茎小帯”ですが、包茎手術の際には、包皮と一緒に切除される場合が少なくありません。
現在、日本の美容整形クリニックでは、包茎手術の際、“亀頭直下”埋没法いう方法を採ることがあります。
これは、日本のクリニックで開発された手術方法で、最もメジャーな方法になっています。
この記事のテーマである”陰茎小帯”の再建とは、その名の通り、包茎手術で切除されてしまった”陰茎小帯”をまた作り直すことです。
しかし、”陰茎小帯”は、わざわざ再建するほど重要なのでしょうか?
2 なぜ、陰茎小帯の再建が必要なのか
裏筋を刺激されると気持ち良いのは、あなたもご存知かもしれませんね。
実際に”陰茎小帯”には末端神経が集まり、非常に敏感な性感帯のひとつとなっています。
男性にとっては、亀頭や包皮と同じくらい重要なものなのです。
海外だと、割礼の時に包皮と一緒に切除することがあります。
ですが、やはり”陰茎小帯”の切除によって、感度低下に深刻な影響が出ることが多いようです。
男性器は本来、複数の器官が連携を取ることで、性行為時の適正な快感を得ているのです。
亀頭はもちろん、包皮や”陰茎小帯”も重要な存在なのです。
それが包茎手術や割礼が、感度に深刻な問題を生じてしまうのは必然と言えるでしょう。
本来、複数あるはずの性感帯が、亀頭だけになってしまうからです。
3 Cさんの症例
当たり前のようにある”陰茎小帯”ですが、実際に切除されてしまうとどうなるのでしょうか。
ここでは、包茎手術で”陰茎小帯”を切除されたCさんの症例を見ていきます。
Cさんは、“亀頭直下埋没法”による手術を受けました。
ですが術後、自分のペニスを見てみると、包皮内板と裏筋がほとんど残っていないことに気付いたのです。
Cさんは、当初思っていたよりも、ペニスの見た目が変わっていたことに戸惑いました。
それでも、もう包茎を気にする必要はなく、自分のペニスに自信を持てると思い直します。
しかし、Cさんを襲った衝撃は、これでは終わりませんでした。
術前と比べて、明らかに感度が低下してしまったのです。
クリニック側からは、包茎手術のリスクや、”陰茎小帯”と感度の関係について、特に説明もなかったようです。
Cさんもまた、”陰茎小帯”がそこまで大事なものであるとは知りませんでした。
ペニスに自信を持てるようになるはずの包茎手術で、まさか感度が下がるとは思ってもみなかったCさん。
今では、安易に包茎手術を受けたことを後悔しているそうです。
4 陰茎小帯の再建法
“陰茎小帯”はデリケートなため、激しい性行為などで切れてしまうこともまれにあります。
ただ切れただけであれば、抗生物質を塗るなどして安静にすれば、自然に治ります。
一方、包茎手術などにより、外科的に除去されている場合は、何らかの処置が必要となります。
ここでは、切除されてしまった”陰茎小帯”を取り戻すための3つの方法を紹介します。
【4-1 “包皮小帯”形成術】
“包皮小帯形成術”は、外科的な手段で”陰茎小帯”をもとの形に戻す手術です。
こちらは、”陰茎小帯”が短く残っている場合に適用できます。
【“包皮小帯形成術”の大まかな手順】
(1)”陰茎小帯”を切開し、Z字型の切れ目を入れる。
↓
(2)切れ目を利用して”陰茎小帯”を引き延ばし、元の形に合わせて縫い合わせる。
この方法によって、おおよそ6~8週間で治癒し、性行為も可能になります。
ただし“包皮小帯形成術”には、いくつか無視できないデメリットがあります。
・深い切込みを行うため、術後の性行為で痛みを生じることがある。
・美容面で改善が期待できても、感度がどこまで戻るか不明である。
・ペニスをもう一度切るという精神的な負担がある。
国内の事例についてリサーチしていたところ、あるクリニックのホームページには、次のように記載されていました。
「“包皮小帯”再形成」の料金 | 20万円 |
包茎手術による後遺症の治療に関しては、大体においてアメリカの方が進んでおり、日本は遅れを取っています。
もし、海外で手術を受けるとなれば、金銭的な負担も重くなります。
あなたが包茎手術で苦しい思いを体験している場合、もう一度ペニスにメスを入れるというのは、決して簡単に決断できることではないはずです。
【4-2 再生医療】
再生医療は、失われた体組織を作り直すことを目的とします。
こちらは日本でも研究がされており、将来は臓器移植や難病の治療に応用されることが期待されています。
再生医療には、主に幹細胞が使われます。
幹細胞とは、「失われた細胞を補充する能力を持つ細胞」です。
実は、陰茎の病気の治療に、幹細胞を使った再生医療技術を応用する研究が進んでいます。
海外の研究ではありますが、現在はEDやペロニー病の治療に適用するため、ラットを使った実験が行われている段階です。
【ペロニー病(陰茎硬化症)とは】
良性の病気で、陰茎海綿体の白膜にシコリができる。
<主な症状>
勃起時の痛み、勃起障害、陰茎弯曲(インケイワンキョク)など。
まだ、”陰茎小帯”の再建などには踏み込んでおらず、人間による臨床実験までは時間を要するかもしれません。
ですが、そう遠くない将来、包皮や”陰茎小帯”の再生にも適用されることが、大いに期待されます。
もし、あなたが包茎手術で後遺症を抱えているなら、強力な選択肢になることでしょう。
【4-3 包皮再生】
“陰茎小帯”を切除されて悩んでいるなら、できればこれ以上の心身への負担や、金銭面の負担は避けたいでしょう。
3つ目に紹介する方法は、外科的な手法によらず、より自然な方法で”陰茎小帯”を取り戻す方法です。
「包茎手術と包皮再生」の著者である前川さんに、“陰茎小帯”の再建と包皮再生について、気になったことを質問してみました。
<質問>
もし、亀頭直下“0mm”で手術を受け、内板や裏筋がほぼ残っていなかったとしたら、それでも前川さんは包皮再生を選びますか?
<回答>
包皮再生を選びます。
その主な理由は、下記の通りです。
・包皮のスライド機能回復により、感度アップが期待できる。
・包皮再生により、わずかでも、内板や裏筋が再建する可能性を信じたい。
・手術前の感じ方に近づけることで、勃起障害や射精障害などの改善を目指せる。
【ペニスの包皮が伸びる仕組み】
(1)包皮再生器具で、包皮を伸ばす。
↓
(2)高い増殖能力を持つ細胞集団が現れ、細胞が増える。
↓
(3)新しい皮膚が作られる。(皮膚が拡がる)
包茎手術と包皮再生(前川 著)
第8章-3
再生と言っても、移植などの外科手術は必要ありません。
人間の体には、傷を自力で治す力が備わっており、それを最大化することで、切除された包皮さえも再生できるのです。
実際に著者の前川さんは、専用の“包皮再生”器具を使用する方法で、自らの包皮の再生に成功しました。
一般的には数年かかる場合もありますが、前川さんは見事わずか1年で、満足できるレベルまで包皮と内板を回復しています。
【内板の長さ<包皮再生の前後>】
Before | 2mm程度 |
After | 10mm程度 |
5 今日から始められること
ペニスが元の形ではなくなること、EDなどの後遺症を抱えてしまうことのショックは、大きいものです。
また、他人に相談できず、一人で抱え込んでしまうことが少なくありません。
著者の前川さんもまた、包茎手術の後遺症についてはしばらく誰にも相談できず、うつ状態になっていました。
だからこそ前川さんは、かつての自分のように、後遺症を抱えて苦しんでいる人達のために、本著を執筆したのです。
【包茎手術と包皮再生(前川 著)】
→コチラ
本著には、前川さん自身がどのような悩みを抱えたか、そしてどのように立ち直ったかが記されています。
今のあなたは一日でも早く元のペニスを取り戻し、今の苦しみから自由になりたいと思っているかもしれません。
ただし、そのように焦ったままでは、治療には明らかに悪影響となります。
なぜなら、ペニスの回復と血流、そして精神状態は密接に関係しているからです。
傷ついたペニスの再生には、正しい知識と、正しい手順が何より重要です。
本著には前川さんが、東洋医学、血液学、泌尿器科学などの豊富な知識をもとに編み出した方法が、順を追って記されています。
包皮再生により、“陰茎小帯”の再建を目指したい場合にも、きっと役立つことでしょう。
販売ページでは「試し読み(無料サンプル)」の注文画面があります。
まずは気軽に、試し読みください。
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