
包茎手術によるツートンカラーは、手術で修正できるのでしょうか。
今回の記事では、ツートンカラーの修正手術の内容、リスク、料金などについてまとめてみました。
記事を最後まで読むことで、ツートンカラー修正手術の内容がよくわかり、より適切な判断ができるようになるでしょう。
“医師”兼ライターのユウヤです。
専門の内科だけではなく、泌尿器科や歯科分野を得意とし、読者目線でわかりやすい記事を書けることが強みです。
自費診療による美容整形クリニックや歯科医院の営業に、私は疑問を感じることがあります。
そのような経緯もあり、当サイトの記事制作を担当しています。
<目次>
1 “ツートンカラー”とは<どんな状態か>
2 ツートンカラー修正の利点
3 Fさんの症例
4 ツートンカラーの修正手術
4-1 手術の内容
4-2 リスク
4-3 料金
5 手術以外の対処法
5-1 自然治癒
5-2 カウンセリング
6 包皮再生
7 今日から始められること
1 “ツートンカラー”とは<どんな状態か>
包茎手術を受けたあと、手術跡の位置で、亀頭側と根元側で、はっきり2色に分かれてしまうことです。
誰から見ても境目がわかるほど、色別れしてしまうため、包茎手術を受けたことを後悔する理由の一つになっています。
ツートンカラーの原因は、“内板側”包皮と“外板側”包皮の色の違いです。
“内板側”包皮は色が薄く、“外板側”包皮は亀頭部分から根元にいくにしたがい、徐々に色が濃くなっていきます。
“環状切除術”と呼ばれる包茎手術では、ペニスの全周包皮を円状に切除します。
ペニスの色は、亀頭側から根元に向け、自然なグラデーション(明暗や色調の段階的変化)になっています。
術後、そのグラデーションが失われ、“内板側”包皮の色が薄い皮膚から、いきなり“外板側”包皮の濃い色の皮膚になります。
その結果、ツートンカラーが目立ってしまうのです。
2 ツートンカラー修正の利点
ツートンカラー修正の利点は主に精神面ですが、中には機能面にもメリットがあるケースもあります。
<精神面>
「ツートンカラーのペニスを女性に見られると、包茎手術を受けたことがわかってしまう」という精神的苦痛から解放されます。
また、ツートンカラーを修正できれば、ペニスに自信が持てるようになり、包茎手術を受けた後悔から解放されやすくなります。
包茎手術を受けた後悔から解放されることで、より人生を楽しむことができるようになります。
<機能面>
ツートンカラーになってしまっても、それ自体が、機能的問題を引き起こすことはありません。
しかし、勃起障害や射精障害を誘発することがあり得ます。
勃起障害や射精障害は、ストレスが原因で発症することがあるからです。
ストレスの原因がツートンカラーによるものだとしたら、修正すれば、勃起障害や射精障害が改善する可能性があります。
3 Fさんの症例
Fさんは長い間、包茎であることを悩んでいました。
悩んだ末、クリニックに相談しに行くと医師から、”環状切開術”で包茎手術を受けることを勧められます。
医師の説明を聞き「これで包茎コンプレックスから解放される」と希望をもって手術を受けました。
手術を受け包茎は改善されましたが、今度は縫合部の状態に問題が生じたのです。
縫合部は黒いデコボコで盛り上がり、硬く、亀頭に向けケロイドがあります。
Fさんは、人前でこんな状態のペニスを見られることが恥ずかしいと思い、女性関係にも消極的になってしまいました。
ツートンカラーのことを医師に相談すると、修正手術があることを知りました。
「一生このままの状態のペニスは嫌だ」と思い、修正手術を受けようか考えています。
4 ツートンカラーの修正手術
それではツートンカラーの修正手術の内容、リスク、料金などをご説明していきます。
<4-1 手術内容>
まだ包皮に余裕がある場合は、もう一度包茎手術をします。
術式は、“亀頭直下”埋没法を採用しているクリニックが多いようです。
この術式のメリットは、縫合部を亀頭の下のしわがある部分にすることで、縫合ラインや色の変化がわかりにくくなるのです。
性感帯と考えられる裏筋にメスをいれないVカット法を採用しているクリニックもあります。
また、メスを入れて修正する以外の方法で、ツートンカラー修正を行っているクリニックがあります。
色の不自然な変化を改善するために、ペニスの色が自然になるようにインクで皮膚に色を入れていく方法です。
しかし、入れ墨のように一生残ってしまうように色を入れてしまうと、元の皮膚の色が変化すると、違和感が生じてしまいます。
それを回避するために、浅めに色を入れて一定期間が過ぎると、色が徐々に薄れていくように入れるようです。
<インクによる修正のメリット>
・残っている包皮に余裕がなくてもできる。
・患者の好みの色に調整できる。
<インクによる修正のデメリット>
・色が時間の経過とともに薄くなってしまうため、再度手術を受けなければいけない可能性がある。
【4-2 リスク】
経験豊富な医師が簡単な手術を執刀したとしても、メスを入れるのですから、リスクは当然あります。
再手術では見た目の問題だけではなく、感度低下や、機能障害などが生じる可能性もあるのです。
どんな病気にも当てはまりますが、メスを入れずに済む方法があるなら、そちらを優先させた方がよいでしょう。
【4-3 料金】
修正手術に健康保険は使えないため、自費治療になります。
“真性包茎”手術に保険を適用させているクリニックはありますが、機能的に問題がないツートンカラー修正に、保険は使えなません。
3つの代表的なクリニックにおけるツートンカラー修正料金を比較してみました。
代表的なクリニック | 修正料金 |
クリニックA | 100,000円〜 |
クリニックB | 100,000円〜200,000円 |
クリニックC | 100,000円〜250,000円 |
5 手術以外の対処法
ツートンカラーの修正には、手術以外の対処法もあるので、いくつかご紹介します。
【5-1 自然治癒】
“内板側”包皮の色は、包茎手術を受けて露出しても薄いままですが、時間の経過とともに少しずつ、濃くなっていきます。
その結果、ツートンカラーが目立ちにくくなってきます。
個人の感じ方で異なっていますが、修正手術を受けなくても、時間の経過とともに馴染んできて、気にならなくなる方もいるようです。
【5-2 カウンセリング】
ツートンカラーには、カウンセリングも有効な対処法のひとつでしょう。
ツートンカラーは、精神面での問題です。
他の人から見るとあまり目立っていなくても、思い込んで悩んでしまっているケースもあります。
また、精神的なストレスが原因で、射精障害や勃起障害になってしまうこともあり得るのです。
豊富な知識とカウンセリング経験を持ったカウンセラーに、話を聞いてもらい適切なアドバイスを受けることは、有効な対処法となるでしょう。
ここでは、カウンセリング候補の一人として、「包茎手術と包皮再生」の著者、前川さんをご紹介します。
前川さんは、包茎手術後の状態に苦しんでいる方の相談やサポート経験が豊富です。
さらに、彼自身も包茎手術後の状態に苦しみ、それを改善した経験があるため、あなたの気持ちがよく理解できます。
彼の自著で、カウンセリングを受ける大切さを経験から次のように書いています。
この時、私はずっと一人で抱え続けていた精神的な重荷から、少しずつ、解放されていくのを感じました。
同時に、私は自分の感情を解放し、誰かに寄り添ってもらうことで起こる「癒しの力」を実感することができたのです。
包茎手術と包皮再生(前川 著)
6章-3
ツートンカラーで悩むあなたが相談するカウンセラーとして、前川さん以上の人はいないのではないでしょうか。
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同じ苦しみを経験した彼なら、あなたの気持ちを理解し、適切な選択肢を提示してくれるはずです。
「同じように苦しんでいるあなたが、人生の希望を取り戻すための役に立ちたい」という気持ちから、彼はこのサイトを運営しています。
そのため「お問い合わせ」からでも、あなたの助けになる提案をしてくれるでしょう。
6 包皮再生
包皮再生とは「包茎手術で切除された包皮を復元させること」です。
包皮再生とツートンカラーの関係について、次は前川さんからの回答になります。
彼自身は次のような理由により、「さらにツートンカラーが気にならなくなった」と話していました。
<前川の体験談>
・包皮再生により普段、包皮でツートンカラーが隠れるようになる。その結果、ツートンカラーが目に触れづらくなる。
・弛緩時、余った包皮がシワシワになった状態で、カリ首に引っかかることがある。この状態では、ツートンカラーは目立たにくい。
<リスク>
・基本的に縫合部が根元側に下がるため、勃起時、人によっては気になってしまう可能性がある。
7 今日から始められること
最初に知ってほしいことは、ツートンカラーになった責任は、あなたにはないということです。
「包茎手術を受ける決断をした自分に責任がある」と考えているかもしれませんが、そうではないのです。
前川さんの自著には次のように書かれています。
私たち人間の行動は、90%以上が無意識の支配下にあると言われています。
つまり、「自分で選択し、決めている」と思っていることでも、実は、無意識の影響を受けていることを意味します。
包茎手術と包皮再生(前川 著)
5章-3
あなたはメディアか、「ら包茎が悪いことである」ようなメッセージを長い間、聞かされたため、無意識のうちに影響を受けてしまっています。
その結果、包茎コンプレックスや間違った情報から、「手術を受けなければいけない」という行動につながってしまったのです。
また、ツートンカラーになりにくい手術方法があるにもかかわらず、クリニック側の都合で、その手術方法を採用しなかったことに問題があります。
どのような手術方法を採用した場合でも、医師はその理由や副作用などのリスクも患者に説明する責任があるのです。
病院やクリニックでは「医師が患者に病状、治療、手術の内容について十分に説明し、患者がその説明内容にし、患者がその説明に同意すること」といった意味で使われています。
この時、医師は治療、手術に伴う合併症、副作用などのリスクも、患者に説明する責任があります。
包茎手術と包皮再生(前川 著)
5章-3
あなたがいる絶望に、希望の光を照らしてくれる本がこちらとなります。
<包茎手術と包皮再生(前川 著)>
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こちらの本は、前川さんが包茎手術を受ける決断をした過程や、後遺症を改善した体験記などが書かれています。
彼がこの本を執筆した理由は、同じように苦しんでいるあなたにも「人生の希望や、元の状態のペニスを取り戻せることを知って欲しい」という気持ちからです。
包茎手術によるツートンカラーで悩んでいるあなたにも、参考になる内容となっています。
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まずは気楽に、試し読みしてみてください。
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